びくでん家主2号・アーの日記。
たいしたことを書くとは思われない。(なんだかなー。)
アルフィーファンサイトなのにTHE ALFEEネタは少ないかも。(…。)

 

2003年07月27日(日)

CCCDとか。

…書くと反感買うのか?と思いながら書いてますが。
(誤解もされそうだし。)
あぁ、とにかく、文面どおりに読んで下さい。
他意も含みもなんもナシです、ハイ。


CCCDに関して。

基本的に「性善説ではないなぁ」という
レコード会社各社についての見方は未だに持っています。
みんながみんな、違法コピーとかするわけでもないし、
ネット配信するわけではない。
なのになんで、そういうことをしない人までCCCDを買わされるのかと。
…買わなきゃいいじゃんという意見はこの場では排除します。(苦笑)
(CCCDは一生買わないという方には以下は全くのムダ文章です。)

しかし、違法コピーとかネット配信とかそういうことをする人がいるから、
他の健全なユーザ(笑)がCCCDを買うことになるんですけどね。
現在のハードで聞けない(可能性がある)ものを買わなければいけない、
それじゃあCDの売上は落ちる一方だべと。

私はWinユーザなので基本的にはPCで聞けます。
(それが「聞ける」という代物かどうかの議論はここではしない。)
でもMacユーザは全く聞けない。
また、特定のハードでしかCDを聞く手段を持たない者は、
CCCDをかけるとそのハードに致命的な打撃を与えるかもしれない、
そういう危険性を孕む物をメーカが返品不可で売るということ、
ここが間違っていると、そう思うわけです。

聞きたい人はみんな、ハードさえ持っていれば「買って、聞ける」。
そうじゃないとダメなのよと。

PCがこれだけ個人の家にある現在、
誰もがやろうと思えば違法コピーやネット配信が出来るわけで。
でも、やらない人もいる。(やらない人のほうが多いと思う。)
なのに、まるでみんながやるかのようにCCCD化して。
で、しかもこのCCCDが万人に「買って、聞ける」を保証しないもので。
それってどうよ?と。

せめて、どういう形であれ、
やるならば、みんなが、現在所有しているハードで今までどおりに、
「買って、聞ける」モンじゃないとダメだろうと。
技術立国なんだったら、今のハードで安全に聞けるモンを作れと。
例えば、VHSやDVDのコピーガードみたいなヤツね。


と、これがCCCDに対してのワタクシの意見です。
これ以上でもこれ以下でもないです。
…音に関してどうこうではなく、
ディスクとハードについての意見のみ。

では、音に関しては??


実はここ数日、一つの疑問があって、ネットを調べていて、
一つの結論に達したわけで。

一つの疑問。
CCCDの音質劣化、あれは本当かと。

例えば、今はもう知らない人が増えてきましたが、
かつて、アナログレコードでアルフィーさんのアルバムは発売されていて、
アナログからCDに変わった時、音質劣化が叫ばれていました。
私は聞き比べしたことがないのですが、
アナログに比べて、CDは低音域がカットされるという話です。

現在は基本的にはCDでしかリリースが無いので、
CDに則したミキシングやマスタリングが行われているのではと思いますが、
以前はアナログに則したミキシングやマスタリングをし、
リリースしていたものをCD化したわけですから、
音質が変わってしまってもしょうがないわけで。
結局、波(アナログ)を信号(デジタル)に変えちゃうんで、
実際、変化がないほうがおかしいと。

では、例えば、CCCDをCDだと思うから、音質劣化を感じるとして、
それならば「CCCDという新しいメディア」だと思えばどうか? と。

それに、音質劣化だどうだという人は、
何と比べてそれが劣化だというのかと。

CDとCCCDの二通りがリリースされている作品ならそれを感じるでしょうが、
ユーザレベルでは、「CD」としてリリースされた現行品か、
「CCCD」としてリリースされた新たな物しか聞くことがないわけで。

作り手側も、CCCDで音質が劣化するとしたならば、
CCCDに則した音の作り方やミキシング、マスタリングをするのでは? と。

メーカはどうやら最近、新たにアーティストの作品を、
初めてCCCDとしてリリースする場合、
サンプルとして、同じ音のものをCCCDとCDで作成し、
作り手側に渡し、聞き比べてもらっているようです。
(宇多田照實氏のコメントをはじめ、色々な方の公式サイトで見られます。)
その結果、作り手側は確かに音の違いを認識しているようです。

違いを認識しておきながら、
それをそのままで発売するような作り手がいるとしたら、
それはもう、論外ですけれども、
みなさん、プロでしょうから、
意図した物と、CCCDとなった作品の間にギャップがあるとしたら、
それを色々な手法で埋めるでしょう。
マスタリングのやり直しとかね。


「CompactDisk」マークの付いていない「CCCD」というシロモノが、
「CD」であるかどうかは別として。
(CCCDには「CompactDisk」マークが付いていないのですよ!)
また、それがハードに危機を及ぼすものという事実や意識は、
とりあえず今だけは、ちょっと横の方に置いといて、
生音を、アーティスト側の本当に意図した音を聞く立場にないユーザ側の私らは、
少なくとも音質劣化がどうこうは言えるポジションにはないのではないかと。


あー、こんなこと書いてますけどね。
最初にも書きましたけどね。

CCCDはどうかなーって思いますよ。
完全に肯定の立場じゃないです、念のため。

PCに普通にかけらんないし、
DVDレコーダーも怖くて乗せらんないどころか、
東芝EMIさんから「視聴不可」のお墨付きはもらったし、
(2003.3.6の日記参照。)
車でも聞けない。
正直な所、こんなモンを「返品不可」で売る気持ちがよくわからん。

メーカサイドが色々やったって、結局は「蛇の道はヘビ」で、
CCCDをPCで聞く人だっているんだし。
ネット配信だってする人もいるんだし。
結局、バカをみるのは普通のユーザでしょ?
それってどうなのさ?って思う。
CCCDにしてもしなくても多分一緒なのよ。
ってことは、良い事がないだけで。
メーカが色々とコピー防止とかでやっていることには
現状、全く意味が無い。
ムダムダ。


ああ、でもね。
メンバーの今度のシングルがCCCDで出ることに関しては特に意見ナシ。
やることをやらないでCCCDを出すとは思ってないんで。
…あくまでも推測の世界だけどね、
前回のCD-EXTRAにしても、今回の発売延期にしても。
やることをやっての結果だと思いたいファン心理。(笑)

ただ、少なくとも、
EMIと契約している以上、色々あるだろうと思っているんだけどね。