伝えるべきことと、伝えなくていいことの分別(ふんべつ)がついていないマスコミが多い。
現代において、マスコミに「伝えなければ!」という責任が必ず発生する事態は少ない。
なのに、自分が伝える必要の無いものを伝えることによって、
世の中が動くと誤解しているマスコミや、
伝えなくていいこと(時期尚早なこと)を伝えて、
「スクープだ!」と騒いでいるマスコミがいる。
取材の方法も最悪だったり。
喋らなければどうなってもしらないぞ、って、それは取材とは言わない。
「恫喝」っていうんだよ、言葉ぐらいは知ってるでしょ、きっと。
そういうのって取材活動とは違うやろ、と、端っこから眺めて思う。
履き違えるなよ。
マスコミは偉くないぞ。
誰もが知りたいだろうことを広く伝えるのがマスコミ。
一種、公共の福祉のようなもんだと思う。
サービス業。
これを自分が伝えるとどうなるかとかそういうことも見越して伝えるのがマスコミの役割。
そういうことへの配慮が廻らないのは一般新聞社の記者じゃあないわね。
(少なくとも「新聞屋」じゃないわね。ゴシップ屋?)
伝えることによって迷惑を被る人がいるようなのではダメだ。
特定の誰かをおとしいれる結果を招く記事はスクープとは言わない。
マスコミは偉くないし、マスコミは万能じゃない。
世の中もそこまで動かせない。
あぁ、だからマスコミって嫌いさ、と、私が言うのは変かな。
あ、よく知っている所の話じゃないですよ、念のため。
ちなみに、新聞早読みやっているテレビ番組もあまり好きじゃない。
他人のふんどしで相撲を取る、みたいな感じで…。
いや、確かに、新聞屋さんにはPRになるし、テレビ局は新聞社にお金払ってるんだけどね。
しかし、こんなところに書いても、説得力も影響力もなーーんもないけど。